10月特別編 月読神社


観光客があんまり来はらへんで、それでいて長い年月村の人から敬愛されて前を通るとき、
ひょこんと頭をさげてゆく、そんな神社やお寺が私は好き。

京都の人って神社に「さん」をつけて親しげに呼びます。
天神さん、祇園さん、御霊さんなどなど。
でも上賀茂さん、平安神宮さんとかは呼ばへんので、言いやすい神社だけかもしれません。

その松尾さんを400メートルほど行ったところに月読神社があります。
御祭神は月読尊

月の神さんは外国では女神さんが多いのやけどこちらは男性。
この方の像は松尾さんの宝物館にあって、しっかりした顔のおとこまえです。
俳優でゆうたら館ひろしみたい。

古事記によると、いざなぎのみことが禊をしはったとき
左眼を洗うたとき 天照大神
右目を洗うたとき 月読神
鼻を洗うたとき すさのおの神が生まれました。

これが昔から理解でけへんのやけど、神さんのことやさかいに疑ごうたらあきまへん

天照さんは 太陽
月読さんは 夜の世界
すさのおさんは 海

を治めるように命じられました。

天照さん、すさのおさんを祭った神社はたくさんあるのに月読さんを祭った神社は少ないのです。
なんでやろ?
もともと月読さんは壱岐の海族がおまつりしてはったのですが
「私を祭ったら日本国が幸せになります」とお告げがありました。

古代には月の満ち欠けを数えることで、農作業の時期を知りました。
はじめは天文、暦、航海の神さんであったようです。
今から1500年も前にお祭りされ、場所が一回変わったということやけど、
ここへおちつかはってみんなが幸せになるように守ってくれはります。

境内に 月延石という石があって神功皇后が筑紫にいはったとき、おなかを撫でて安
産された石を月読尊のお告げにより、ここに奉納してあります。

ご安産の腹帯も社務所でわけていただけるので、神功皇后にあやかりたい方はどうぞ
おまいり下さいませ。

私はこの社の太古の雰囲気が好きで、山から吹いてくる風、山から流れてくる水
(解 穢:かいわいの水というらしい)も静かで心を休めてくれます。
こせこせした自分があほらしいなってきます。

「かぎかづら」という南方のめずらしい木があって、木にかぎのようなひっかけが
いっぱいでているのもおもしろい。

古代の散歩が終わった、さあ中村軒にもどって一服しまひょ。
10月はお月見。月読の尊さんのことを思いつついただくのはやっぱり月見だんご。

中村軒にある昔の月見だんごは「あん」なしで和三盆というお砂糖をつけて食べます。
「あん」が好きという方は月にむら雲の月見だんご。
うさぎ上用も栗あんがはいっていて評判です。

今日も月読の尊さんのおかげでええ一日やった。
中村軒の月見だんごは究極のお味。

あーおいしかった。

めでたしめでたし。


松尾神社の朱印状ももらいました。

月読神社

 場所 西京区松室山添町15番地
 阪急嵐山線 松尾駅下車 松尾神社近く

 中村軒最寄の桂駅は阪急嵐山線から京都線への乗り換え駅です。


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和菓子司 中村軒
http://www.nakamuraken.co.jp/
京都市西京区桂浅原町61
075-381-2650
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